台湾を訪ねて
鉄道一周の旅行喜

2013年12月11日~16日
2日目
12月12日
花蓮から台東、高雄へ

花蓮駅
 
 花蓮=ファーリェン
1979年2月に開業
北廻線、台東線の起終点
乗降客は1日・約130000人



 
 
 改札口、切符売場、待合所
平日の朝9時なのに閑散としている


 構内で電源車を入換する「R150型」
1973年、アメリカGM製1次車20両
2次車(1982年製)5両が製造
現在籍は14両


 
1993年から製造が開始された「EMU500形」は
韓国製の区間車用電車
4両固定編成のVVVF制御車
全86編成が製造された


 
 
「40SPK-20000形」は
1981年製の復興号・区間車用の客車
40は車両重量、Sは二等客車
Pは客車、20000は形式番号


 
 2007年から運行されている
「太魯閣号」(タロコ号)、「TEMU2000系」
日立製作所製で、JR九州「885系」ベースの
振り子式電車、最高速度は130km
8両×6編成が製造、事故で
1編成が廃車、現5編成在籍


 花蓮駅からへ
いよいよ、台東へ
9時30分発、204列車・知本行の
自強号は「3100形」


 
 車内は、ブルーのシートで明るい感じ
シートピッチも広く、足置きもあり快適な環境
乗車率は高く
ほぼ満席状態で立ち席もちらほら
指定券を持たない人が空き席に座っていて、
指定券を持った人が来ると
移動する光景を何度も見る
プウマ号やタロコ号は完全指定席だが
通常の自強号は立席券も発売する


 
  花蓮ー台東間は
NT$345元=約1200円、2時間40分


 
トイレは、「プウマ号」のものとは違い
シンプルな和式


 
同じ個室内の大用の後ろに小用がある


 
便所の前は簡易座席があり
水と紙コップが備えてある


 
花蓮を出発して次の吉安で上りの
自強号と交換するのは「DR3000形」
花蓮ー台東間は単線(一部複線)だが
電化工事に合わせて複線化も進めている


 
 
玉里駅で、「DR2700」とご対面
「DR2700形」は、1966年に台北ー高雄間に
特急「光華号」としてデビューした
東急車両製のDC
現在は第一線から退き
台東線にわずかに残るの
黄色顔は踏切事故を受けての
警戒色塗装車両
銀顔は導入当初に復元された車両
今では朝夕しか運転されず日中は
玉里駅に留置されている
今回は時間がなく車窓からの撮影
電化後の去就が心配される


 
 
花蓮ー台東間は来年2月(予定は今年12月)の
電化工事に合わせて各駅で工事が行われている


 
下を走る旧線
所々で電化に合わせて新線が作られている



 
 
台東駅に到着
鉄筋コンクリート造りの立派な駅舎
1982年に卑南駅として開業
1992年12月台東新駅に改名
2001年12月、台東駅に改名
2012年の1日の乗降客は約4000人だが
年々増加し電化後はさらに増加する見込み


 
駅前も工事中、塀には電化により
「プウマ号」が来ることを期待する写真が
確かに、電化されれば
最速「プウマ号」なら3時間台で
台北から来れるので観光客も増えそう


 
 
台東市内巡りのため駅に荷物を預ける、
手荷物1個(手引きカート)で
NT$30元、パスポートが必要


 タクシーで旧台東駅へ
NT$255元
 
 
 
 
 旧台東駅
1922年に開業した台東線の終点
1992年に南廻線が開業し
台東新駅に主役を譲った
車両基地があったため
回送列車は運行されていたが
2001年に基地も移転し廃駅となった
廃止後は
台東鉄道芸術村として保存・利用されている


 
 二面3線のホームは
そのまま渡れるように足場が作ってある


 
 新台東駅の方向


 台東港へ続く線路跡


 
 
構内に保存されている「DR2050形」
1969年に東急車両で製造されました。
気動車に併結される付随車で
客車としても使用された
台東線の「光華号」時代の塗色で
3両が保存されている


 
腕木式信号機と機関車庫


 
 
転車台跡が残っているが
三角線が出来てからは
使用されていなかったようだ
左が新台東駅方面、正面が駅舎あと、
右が港方面、後ろが三角線の引き上げ線


 台東市内を散策、食堂を探す


市内には日本風の家屋も多く残っている


 海産粥はNT$60元
エビ、イカ、あさり、カキなど、めっちゃうまい


 
14時19分着の普快車を撮るため
早めに台東駅に戻る
台東駅は基本的に
乗る列車(15時00分)の出発時間までは
ホームには入れないが、
妻の通訳で
撮影であることを頼んだら入れてもらえた


1970年・アメリカGM製の
「R100型」(105)DLに引かれた
枋寮発台東行の旧型客車「普快車」
南廻線の台東ー枋寮間に一往復だけ残る列車
来年のダイヤ改正でどうなることやら
1両目と2両目は日本製、3両目はインド製の客車
到着ホームが予想と違ってしまい
電化のポールが邪魔になってしまった


 
 高雄まで乗車する
15時00分発の新左営行、「呂光号」



 
 ホームに停留中の客車に機関区から
牽引機「R100型」(136)がやってきた


 電化工事が急ピッチで進んでる構内を
戻ってくる「R100型」



 
掛員の入換誘導で客車に連結
合図は国鉄(JR)のやり方と同じであった


出発準備完了
706列車「呂光号」新左営行


台東から高雄までは
NT$279元=約980円
ちょうど3時間、結構な長旅の始まり



 
 指定された座席は一番前、足元が広々
非常口の関係からか
あとから椅子を取り外したようだ



車端にある給湯室
昔は客室サービス係りが
各車両に乗車していたらしい


 
 
 3時間の道のりは長い
陽も暮れてきた



 ほぼ定刻に高雄駅に到着
列車は高鐵の乗換駅
新左営まで
あとひと踏ん張りと出発していった


 
 高雄駅の改札口
ここは裏口、MRTは表口にある


 
 
ホテルにチェックインし、夕食を食べに街へ
高雄駅前から2008年に開業したMRT
レッドライン(小港ー南岡山28.3km)で
中心部の美麗島へ
高雄ー美麗島間はNT$20元
悠游カードも使える


 
 台北MRTを基本とした
シーメンス社製の3両編成
750V、第三軌条方式
左運転台のワンマン運転


 
 車内の様子
大陸の地下鉄の車内より静か


 
 
  美麗島駅構内の綺麗なアート
「ザ、ドームオフライト」
なんと
ピアノの生演奏までやっている


 
地上も出入り口などが
ライトアップされていた


 
 高雄最大の夜市「六合夜市」
連日連夜、観光客で賑わう


 
 
 ホタテが丸々一つ入った
クリームソース焼き?
味はまあまあだが
一つNT$100元は少し高いか


 
 
 台南坦仔麺=タンタンメン
量は少ないがNT$40元は安くて美味しい
最高


 
 
熱狗=熱い犬と読む
つまりホットドックの事だが
実際はいわゆるアメリカンドックだね
1本、NT$30元と安く
普通に美味しい



 
 
鳥蛋蝦燒
鳥の卵とえび焼き
たこ焼きの半分にうずらの
卵にえびを入れて焼いたもの
NT$50元の割にはイマイチかな


 
 
 ワタリガニの中華炒め
値段は失念、NT$150元くらいだと思う
夜市の食道楽に満足し
タクシーでホテルへ帰る、NT$105元


 
 今日のお宿は高雄駅前(裏口)の
「ホテル・キングスタウン」・京城大飯店




3日目
高雄に続く





       戻る      















SEO [PR] !uO z[y[WJ Cu